工務店の成長は、3つの質問で判断
工務店の財務状況はバランスシートである程度は分かります。しかし今後「工務店が成長していけるのか?」は分からないです。
成長拡大するのか?成長が止まるのか?あるいは倒産の危機に向かうのか?バランスシートからは未来を予測することはできないのです。
企業は「人・物・金」で成り立っているとよく言われます。「物」と「金」に関しては理解することはできます。ところが「人」が分からないのです。
利益を出すことを考え・利益を出す労働をする最も重要な「人」については全く分からない。結果的に「人」が分からないので企業の成長も分からないことにもなります。
それでは企業の未来を予測することはできないのでしょうか?筆者はコンサルティング業務の仕事をしていた時、この課題に悩んだ経験があります。「人を判断する」「人の可能性」もわからないなら他の方法で企業の未来を判断するにしたのです。
その方法は「3つの質問」をすることで、工務店の今後の成長を判断することができます。つまり、3テーマで企業を判断すれば「持続的に成長していけるのか?」が概ね判断することができます。
〔成長の判断〕
1.昨年と比較して、顧客が増えていますか?
2.昨年と比較して、客単価の利益率が高くなっていますか?
3.昨年と比較して、受注高が上がっていますか?
工務店の未来は「利益率や受注高」だけでなく、「顧客が増え続けていく」ことにかかっていることを強く認識してもいいのではなかろうか? |